ひさおの独り言2016

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没入感

懸案の頼まれ仕事が予想外にさっさと終わった。こんな適当でいいのかとも思うが。昨日今日は長男のセンター試験。いい結果は望めそうにない。

外注していた大量のシーケンスデータが納品された。久しぶりに解析パイプラインを動かす。いろいろ引っかかりながらだったが、3日目にしてようやく動き出した。残るは、数日はかかるであろう計算結果のさらなる解析と、生物学的解釈の引き出し。

計算機の仕事はうまくいかないと強力な没入感を引き起こす。そして、それがないと結局は出来るようにならないたぐいのものだと思う。しかし、久しぶりにやろうとするとすっかり忘れてるこの感じ、どうにかならんかなぁ。

そしていよいよ「新機軸」の実験を開始する。久しぶりにワクワクする結果が得られる(かもしれない)実験―解析。


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# by hisaom7 | 2018-01-14 16:19 | 日記 | Comments(0)

恒例の初詣

年末に投稿した論文、「ダメもと」のジャーナルにトライしたのだが、なんとレビューまで回った。筆頭著者の学生に「15%くらいはゴールに近づいたってことですかね?」と言われたので、「いやスタートラインに立たせてもらえただけだ」と答えておいた。

年始に色々あって遅くなったが、恒例のラボでの初詣。カナダでポスドクをやってるKさんも一時帰国したこともあって。さすがにこの日程での初詣は空いていた。例によって奥の院まで登山し、おみくじを引き、帰りに王将に寄って戻ってきた。

おみくじ、今年は大吉で、良いことばっかりが書いてあった。このおみくじの結果は結構その年の勢いを反映したりするので、この結果を糧にして前向きに進もうと思う。

昨日は兼担コースのユニットの「大ゼミ」と称する学生による研究発表会、その後新年会だった。教員4人からなるユニットは全部で21人。今後本格的にこのユニットとのおつきあいが始まるわけだが。・・・いろいろと勉強しなければならないことがありそうだ。

今年が始まってすでに10日経ったが、どういう年にするかまだ自分でも決め兼ねている。まあそんな目標を定めなくてもなるようにしかならない部分もあるのだけれど。


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# by hisaom7 | 2018-01-10 19:37 | 日記 | Comments(0)

また「めまい」だ。

レビューを送り終えた。

今日学生と1つ実験をやったら、本年度の仕事は終わりとする。いろいろ舞い込んだ仕事があって1つ先延ばしにした仕事があるが、締切まではもう少しあるのでこちらはなんとかなるだろう。

健康上の不安を抱えることになる嫌な年末となってしまった。予測不可能な来年を迎えることになる。昨日からは一昨年にもあった内耳系のめまいも発生。ストレスからだろうか。

すこし充電できるような年末年始をすごしたいと思ったりもしている。


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# by hisaom7 | 2017-12-29 16:13 | 日記 | Comments(0)

レビューシステムと雜誌のインパクト

年末になってレビュー依頼が次から次へとやってきた。「今年中に投稿してしまおう」という著者の気持ちと、「ホリデーシーズンでレビューできない」という欧米研究者の意向が重なって、断らない日本人に来ているという話もある。前者に関しては、私たち自身も「今年中に投稿を」ということで投稿したのであまり文句は言えない。・・・チャレンジングな雜誌なので今年中にレビュー無しで帰ってくる可能性が高いが。

あまりにも私に関係のないレビュー依頼はさすがに断ったが、依頼してきたエディターとの関係上、また著者との関係上断れないものは受けるしかない。なんだか最近レビューの期間も短い。14日ではなく、10日だったり、a week or twoで、だったり。

そのうち1つが面倒くさい論文で、結局ほぼ3日まるまるレビューに時間を使い、13ページにわたるレビューコメントを書く羽目になった。羽目と言ってもまあそんなことをする必要はないのだが、受けたからにはしょうがない。

残念ながらあまりインパクトファクターの高くない雜誌のレビューばかりが回ってきて、そうすると論文の書き方すらちゃんとしていないものが多い。そして、論文の書き方がちゃんとしていないから、当然リジェクトのつもりで「ちゃんとしていない理由」を幾つかの例として書いてコメントする。するとエディターがそれをリビジョンに回し、著者がとりあえず私の指摘を直してリビジョンになる、ということが最近多い。

エディターが初稿の質をちゃんとチェックできずレビューアーに丸投げし、掲載数を稼ぐためによっぽどのことがない限りリジェクトしない。しょうがないのでこちらとしてはできるだけ論文がいいものになるように「指導的レビュー」を書く。本来は投稿前に著者自身(あるいや指導教員やメンター?)がやっておく仕事を私がやる。でもそれをちゃんとやってるレビューアーはそう多くなく、中身が読めていないようで適当にOK的なコメントを返している人もいる。・・・つまりレビューアーも「ちゃんとした論文の書き方」が分かっていない。

「雜誌のインパクトファクターでそこで掲載されている論文の質を推し量ってはいけない」という研究者がいて、「いやいやインパクトファクターはその雜誌に掲載されている論文のクオリティーを結構担保しているよ」という研究者もいる。確かに、ハイインパクトの雜誌に掲載されたからと言ってその論文が多く引用されるとは限らない。それは担保していない(期待値にすぎない)。だだ、明らかに「論文の質・完成度」には大きな違いがある。

論文の体をなしていない論文は、ハイインパクトジャーナルには決して掲載されない。そこには強力なフィルターがある。さらに、その論文の新規性を評価できる分野の近い、そして自らもハイインパクトな論文を発表している研究者ががレビューをする。そういった「質に対する強い担保」がある。

せめて私がレビューした論文は論文の体をなして掲載されてほしいと思いレビューするが、これまでの私の経験からして「論文の体」すらチェックされずにパブリッシュされているものは無数にあるはずだ。まあそれも、はじめて論文を書く大学院生などが経験を積む「練習場」としての意味があるのかもしれないが、それに付き合わされる他人(レビューアー)はたまったもんじゃない。正直「なんの意味があるんだこの奉仕作業は?」と思わざるを得ないこともある。そろそろ自分なりのクライテリアを決めて、受けるレビューを取捨選択すべきときなのかもしれない。

ではあるが、今手元にあるのはそれなりにハイインパクトな雜誌への投稿論文。この due date は Dec 31。大晦日だ。

ーー

12月26日追記:今手元にあるのは久々の当たり論文だった。読んでいても楽しく、ためにもなった。こういう論文がかければなぁとも思う。こういうレビューならいつでもウェルカムなのだけれど。


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# by hisaom7 | 2017-12-25 17:56 | 日記 | Comments(0)

それくらいは invest しなきゃ。

ある実験のために買い物をした。3分の1くらいの予算でできるものと思っていた実験だが、やっている人の話を聞くと色々と準備が必要で、それをあわせたら最終的に3倍になったというわけ。研究費として与えられた予算は使うばっかりで増えていくことはないので、貧乏性の私には辛いところがあるのだが、思い切ってボタンを押すしか無い。それしか先に進む方法はない。

今までやってきたことを(地味に)続けるために使う予算、いわゆるランニングコストは、使わざるを得ない予算だからそんなに「エイヤ感」もない(・・・と言ってもジャバジャバ使われるとストレスは感じる)。だが、今までやったことのない実験に手を出すとなるとそれなりに勇気がいる。

ボスのお金で実験していた頃、ボスが「OK」をくれたら買い物ができていた気楽な頃と違い、どの予算をどのように使うかを判断する立場になると、冒険が怖い。ラボメンバーがやる実験に対してはなるべくNOと言わないように努力はしているつもりだが、自分の失敗は逆に怖いのだ。そういう時にある先生に言われた言葉をいつも思い出す。

「それくらいはinvestしなきゃ。」

事あるごとにこの言葉を思い出し、数々のinvestをして、そして失敗してきた。経験以外のもの(つまり論文のデータ)を生み出さなかったinvest、数知れず。でも多分そういう失敗の中からうまくいったものもあるんだろう(すぐには思い浮かばないけど)。そういうチャレンジが今の私の研究室(の一部)を形成しているだろう、そう思うことにしよう。

ま、実際ワクワク感あるし、失敗したとしてもそういう実験はしたいしね。・・・そうだこれは逆に私が今の立場だからできる挑戦であり失敗なんだ。もう楽しむしかない!


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# by hisaom7 | 2017-12-15 19:57 | 日記 | Comments(0)