ひさおの独り言2016

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「日本の研究力が落ちているんじゃない、他国がバブルなんだ」という考え方。

先日同僚と話していて、目からウロコ。

日本の研究力の伸び悩みについて最近よく言われる。近年、世界各地からの論文発表の全体数自体が膨大に伸びている。「トップ10%論文」、などと言われるが、いわゆる御三家が続々と姉妹誌をだし、それらがずべてハイインパクトジャーナル(つまりトップ10%)となると、トップ10%論文全体の数がふくらんでいることになる。

だけど、研究ってそんなに大きなブレークスルーがバンバン生まれるはずもなく、つまりは、「見かけ上の増加に過ぎず、中身はスカスカ(バブル)」なんだと。その中で日本人は、スカスカでない論文を実直に出しているから、増えていかない。つまり、バブルにのってないよと。

トランプ政権によってアメリカの研究予算が大きく削減され、アメリカのバブルは終わる。怪しげな論文を大量に出版している中国はそのうち「信頼」のためにバブルを終える必要がある。そこで残されるのは、地道に信頼あるサイエンスをやっている日本だ。

とは言え、「他国において行かれてるよ」、と言い続けなければ自分たちの研究予算・研究時間を増やす言い訳がなくなるわけで、それを研究者自身が声を大にして言えない、と言うジレンマもある。


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by hisaom7 | 2017-03-29 14:07 | 雑記 | Comments(0)