ひさおの独り言2016

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外部講義

明日は外部での講義。毎年やっているやつだが今年からコンテンツをガラッと変えることにした。

内部の講師が大半を行うオムニバスで、「体系的に何かを身につける」というよりは、概論、あるいはその講師が行っている研究分野の紹介といった色合いが強い。研究科そのものの概要を見せるための講義と言っても良いのかもしれない。

そこに私ともう一人の外部講師が入る。上記のような目的の講義シリーズに私が入る意味は、(その講義シリーズを企画している先生が)該当研究科の学生達に身につけてもらいたいと思っている考え方の一端を、私が教えられると思っておられるからだろう。

ということで、昨年までの数回は、期待されているであろうモデリングやシミュレーションの入り口部分をやっていた。本当は何回にも分けて身に着けていく技術の入り口で、私自身も中途半端に感じていたし。技術の話なので少々つまらない。私自身も飽きてきた。ということで今年からガラッと変えることにした。自分が信じる、生物学の進む方向について大きめのパースペクティブを語る講義にすることにした。

これはこないだY大学の医学部で3年生向けにやった講義の内容なのだが、バイオサイエンス研究科のM1にはどう響くだろうか?「簡単すぎてつまらない。そんなことは知っている」と思われるかもしれない。だが、受講生のレベルがわからない以上それはしょうがないことだし、知っているのならその知識を受講生側からどんどん出して貰えば良く、それで講義のレベルはコントロールできる。

前回は120人の講堂での講義だったが、今回はセミナー室での20名程度の講義であるという違いもある。人数が少なければ、よりダイナミックな講義が可能になるはずだ。さてどうなるやら。


ちなみにこの講義をさせて頂くメリットとして、ホストのM先生と先生の研究室の学生との交流(飲み会)がある。単に研究室を訪問しただけではわからないような、「研究室のあり方」まで勉強させていただける良い機会で、ここ数年の私の研究室運営に結構大きな影響を与えられた。

残念ながら今年はM先生のスケジュールが合わなかったのだが、これまた別の意味でお世話になっているT先生と夕食をお願いした。こういう繋がりはとてもありがたいものだ、大切にしたい。



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by hisaom7 | 2016-05-31 12:04 | 雑記 | Comments(0)

運動会+バーベキュー

昨日は小学校の運動会。朝6時半から並び、「大人の朝の運動会」をした後に、本物の運動会を観戦する。

天気は快晴、気温は30℃近く。影になるところもあまりなく風通しの悪い運動場・・・。大変に過酷だ。この運動会というイベントが国民の寿命を縮めているのではないかと毎年思う。

子供たちの待機場所には2年ほど前からテントが設置された。正しい方向性だ。「先進的な」親たちは、自分でテントやタープを持込み、その中に潜り込んでいる。今年はその数もかなり増えたように思う。全員がそれをやろうとしたら運動場の広さが足らないわけで、そのうち問題になるかもしれない。

夕方からは、アパートの人たちとバーベキュー。小学校の運動会の当日という絶好のタイミングだということもあり、全10世帯子供大人合わせて50名近くが参加した。結構な大パーティーだ。現代の日本でこのコミュニティーを作り上げた妻らの力に感心する。

私は若干疲れがあったが、後半アルコールが燃焼し始めてまたいつもの調子になり、レフェリーストップでお開きとなった。今日は飲み過ぎた次の日特有の憂鬱な気分の月曜日だ。




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by hisaom7 | 2016-05-23 18:44 | 日記 | Comments(0)

人工知能は人間を超えるか

人工知能は人間を超えるか (角川EPUB選書)

松尾 豊/KADOKAWA / 中経出版

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ディープラーニングは人工知能に大きなブレークスルーをもたらした。AIは間違いなく近未来の私たちの生活を一変させるだろう。
科学の進め方も変わるに違いない。いろいろな意味で心臓が高鳴る本だった。



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by hisaom7 | 2016-05-23 16:26 | 書籍 | Comments(0)

昨日今日

昨日はお呼びがかかったので、セミナーから参加。蛍光タンパク質で圧倒的に有名なNさんの話を聞く。いろいろな質問に対して明確な答えを持っていた。いろいろなところに引っ張りだこだろうから、いろいろな質問がFAQなんだろうなと思ったりも。

2年前に一度お会いしたが、そこからさらにスケールアップしている。ホストのTさんが同級生ということで、Nさんと4名でじっくりは話ができる飲み会を設定してもらえた。大変ありがたい機会だった。

蛍光タンパク質は新しい物が次々と生み出され、それがいつもハイインパクトの雜誌に掲載される。とにかく感心するのだが、実用面ではさまざまなトレードオフがある。「いいとこ取り」の話だけでなく、本当なそういう点も同時に説明してくれないと誠実ではないな、と利用者としては思う。


今日はシステムバイオロジーに興味があるという学生さんが訪ねてきて、二時間ほど雑談した。先方にちゃんと「お土産」が渡せていることを祈る。こういう機会わりとあるのだが、自分のやっていることを体系化するという意味でも役に立つ。



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by hisaom7 | 2016-05-21 13:06 | 日記 | Comments(0)

飲み会

私には、飲み会で人脈を広げてきた、という自負がある。というよりもそれしかないかもしれない。

親父譲りの強力な肝臓。飲めば飲むほど頭が冴え、発言に切れが増す。

・・・というより普段は人見知りであり、コミュニケーションがそれほど好きでもなく、特に親しくない人に、聞いていいこと・聞いてはいけないことの判別がむずしく、結局聞かないため話が盛り上がらない。

それがアルコールが入ると全部取っ払われる。人に興味がわき、何でも聞くし、自分の恥ずかしいことをしゃべる。大抵、私が「じゃあ終わりますか?」と言うまでは飲み会が続く。妻がいる場合、大抵、タガが外れた私にレフェリーストップがかかる。

当然ながらそこまで飲み会に付き合ってくれた人とは、以降もかなり「いい関係」になれる。飲み会は、人付き合いの加速装置だ。外国人との英語のコミュニケーションだって、結局は度胸。それも飲み会のおかげで加速する。「飲み会」は私の武器だと思っているし、皆になるべく来て欲しい。

したがって、「アルコールが飲めません(飲みません)」と言われてしまうと武器を奪われてしまう。アルコールを飲まなければ夕食で長い時間「間を持たせる」事もできない。だからといって、アルコールが飲めないことを責める事はできないわけで・・・。


人間関係のあらゆる局面で、飲み会というのは大切なのだが、問題は資金だ。やはり普通に晩ごはんを食べるよりは遥かにお金がかかる。仕事上、飲み会は重要だと思うことも度々あるのだが、なかなかつらいものがある。特に、私のような立場の者がどれだけ支払うかということ。なるべくケチだと思われたくないが、リソースが無限にあるわけではない。どこまで投資と思えるかということになるだろう。

結局、たいていの飲み会の場合、私自身が一番飲み、食い、楽しんでいる。でもだからといって、無限に酒宴を楽しみ続けるなんてことはできない。


先程、電話で飲み会のお誘いが来た。とても「お近づきになりたかったゲスト」との飲み会だ。さて、どれだけのパフォーマンスができるか、投資に見合う成果が得られるか・・・とりあえず体調は万全だ。



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by hisaom7 | 2016-05-20 18:02 | 雑記 | Comments(0)

人間力?

最近、単純なコミュニケーション能力とは少し違う人間の能力について考えることがある。

端的に言うと、「異文化の集団に飛び込んでその人達といち早く仲良くなる能力」だ。そう書いてみて、ふと思い浮かんだのが千原兄弟の兄だ。これはさらに広げられる。異文化の人が来た時にその人といち早く仲良くなる能力。考え方の違う人達が多くいる集団でうまく皆の調和を保つ能力。

オープンマインドさ、メンタルの強さ、懐の広さ、バランス感覚、相手の気持ちを考える力・・・それはその人が生まれ持って持つものであり経験により広げられるものでもある。そういう人は、人間関係をどんどんと切り開いていくことができる。いち早くまわりの人の信頼を得て仕事を早く広く発展させられる。

最近、そういう能力がとても高い人、そうでない人を身近に見て、どうすればそれを後天的に身につけられるのだろうかと考える。

長期的にさまざまな人間関係に晒され、それを乗り越えていくということが必要なんだろうと思う。とは言え、最初っからある程度の素養がなければ難しい。私にはまったくそういう素養がないことを自負している。だからなるべく「分析」して「努力」してその技能を身につけたいと思う。



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by hisaom7 | 2016-05-18 20:03 | 雑記 | Comments(0)

イーロン・マスク 未来を創る男

イーロン・マスク 未来を創る男

アシュリー・バンス/講談社

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打ち上げに使われたロケットが戻ってきて着地する。・・・そんな度肝を抜く映像を見せられて、スペースXの存在を知り、イーロン・マスクの存在を知った。

その生き様に圧倒される。

確かにこの数十年で世界は変わった。インターネット、スマートフォン、私たちが子供の頃に想像していなかったものであり、とても「便利」になった。今、富を生む中心的な構図は、統一的な規格の廉価な便利を世界中に行き渡らせることだ。スマートフォンがまさにそれだ。車にしても、昔のようなスポーツカーはほとんど走っていない。家族がゆとりを持って乗れる(便利な)、燃費の良い車が大半だ。

この先も、またいろいろなものが開発されて生活はどんどん便利になっていくのだろうな、という想像はつく。

しかし、イーロン・マスクが創りだしたものを見て、はたと気づく。ここ数十年の便利の代わりに、私たちは「ワクワク感」を忘れていたと。

子供の頃に信じていた宇宙利用はどこにいったのだろうか?走っているのを見るだけでワクワクするような車はどこに行ったのか?

インターネットやスマートフォンがかつて想像していなかった未来ならば、イーロン・マスクはかつて想像していたが諦めていた夢を実現させてくれそうな人物だ。


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by hisaom7 | 2016-05-16 23:11 | 書籍 | Comments(0)

TED:Airbnbはどうやって信頼をデザインしているか?

https://www.ted.com/talks/joe_gebbia_how_airbnb_designs_for_trust

再びTEDトーク。今回のトロント滞在では、Airbnbで見つけたホストのアパートを借りる。一人で行っている間は部屋借りで、家族が滞在している間はアパート全部を借りる。

私にとっても外国人(先方からしたら現地人?)の部屋借りをすることはかなりチャレンジングなことであり、ストレスもあることだろう。が、今回の渡航自体を自分の成長のためととらえるなら、少しぐらいそういうことを含めないと意味がなかろう。・・・そんな意気込みで計画し、直前に後悔し、直後に反省し、でもまあやってよかったと最終的には思う、というのがいつものパターン。

話を戻す。Airbnbとは、空き部屋を持っている個人と空き部屋を探している旅行者を仲介するネット上のサービスだ。ここで鍵となるのは、「知らない者どうしをどう信頼させるか」というところにある。Airbnbの創業者がこのTEDトークでそれを語る。

なるほどこのサービス、アメリカのようなオープンな国だから簡単にできたというわけではないのだ。いやむしろ治安の悪い国だけに逆だったのかもしれない。お互いの信頼をうまくデザインすることで、初めてこのようなサービスが可能になったということのようだ。

Airbnbそのものにチャレンジがあり、このサービスが世界の人々のつながり方をまた変えようとしている。そんな「最先端」を身を持って体験できるというのは悪くない。


ところで、小説などでよく目にするように、日本では学生に空き部屋を貸すというシステムが昔はあったはずだ。

Airbnbのようなシステムが普及して、他人に自分の部屋を貸すという事に違和感がなくなると、またそういうシステムが復活するのではないか? 学生が都市圏で下宿するときの選択肢として、部屋貸しが復活するのではないか? そんな未来がすぐ先にあるような気もした。



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by hisaom7 | 2016-05-14 11:22 | サイエンス | Comments(0)

「0から1」の発想術

「0から1」の発想術

大前 研一/小学館

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起業するつもりは毛頭ないのだが、何故か私はビジネス書が好きだ。それはまさに本書で書かれている「横展開」を考えているからだと思う。単純に今までの延長戦ではない、新しくて面白い研究テーマを見つける。それは新しいビジネスを起こすのに近いのではないか。

大前氏の書く本は理論的かつ実例もあり、読み物としても楽しい。

ただ、お気楽なだけでなく、このまま惰性でやっていたら日本の未来は明るくないと思わされ暗澹たる気持ちになったりもする。明るい日本の未来を私たちはどう作っていけばよいのだろうか。それは結局日本人ひとりひとりが考えなければならない、というのがこの本のメッセージでもあるのだろう。



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by hisaom7 | 2016-05-13 23:42 | 書籍 | Comments(0)

TED:フラストレーションによって私たちはより創造的になる

https://www.ted.com/talks/tim_harford_how_messy_problems_can_inspire_creativity?language=en

TED talk。ストレスフルなコンディショにある時に私たちはよりクリエーティブな仕事ができるという話。

なるほどと思いつつ、前々から少し感じていたことで、自分のやり方を変える必要があるかもしれないと思ったのは、「フォント」についての話。「読みにくいフォントで学習させた学生の方が成績が良かった」というのだ。

これ、何に関係するかというと研究申請書の書き方について。

最近出ている「書き方本」を見てもそうだが、当然ながら見やすい読みやすい申請書のほうが良いと皆思っている。フォントも工夫すべきであると。ところが、審査員をやってみて実はそうでもないということに気づいた。審査員は点数をつけた根拠を書かなければならない。わかりにくくてもいずれにせよ読まなければならないのだ。

するとどうなるか?

一生懸命読むのだ。集中力を使って。わかろうと努力するのだ。私がやった時には、わかりにくい申請書の時には、わざわざ文章に線を引いたり区切ったり、まさに学生時代に読解をやらされた時のようにエネルギーを使って読むことになった。最終的にはわかりにくい申請書の方がしっかり読み込むという矛盾が生じる。

つまり、申請書はわかりにくく書いたほうが良いのだ!

・・・というのはもちろん少し極端な仮説だろう。ぱっと見てわかりにくかったら読みもせず低評価で適当なコメントを付ける審査員もいるかもしれない。しかし、「わざと少し読みにくくする」という超高度な技術もあり得るということだ。まあそこにばっかり凝ってもしょうがないのだが、同じ内容ならば何とか通る可能性を上げたいというのが人情だろう。



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by hisaom7 | 2016-05-13 19:21 | サイエンス | Comments(0)