ひさおの独り言2016

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国際ワークショップにおけるネットワーキング

東京での3日間に渡る国際ワークショップに参加した。北米の研究者20名+日本人研究者10名という感じで、後半2日はカナダ大使館という隔離空間で開催されたということもあり、日本にいながら海外の学会に参加しているようだった。

ハイレベルな研究者が集まる私には分不相応な会議に参加させてもらえている理由は、人との繋がり以外の何物でもない。昨年のカナダ滞在、そのネットワークの中にいる先輩研究者達、そのきっかけを作ってくれた以前のボス・・・。

外国人研究者の中に、1人、ついこないだブログで紹介した論文の著者がいた。彼は私の論文も知っていて、今度日本に来る時には岡山によってもらえるという話にもなった。

恥ずかしながら今回の収穫は、日本人の研究者とより強い繋がりができたことだ。一度も会ったことがなかった論文共著者(イケイケの若手研究者)と偶然に会って色々と話ができたことー大変なナイスガイだった。一度じっくり話してみたいと思っていた、私とほぼ同い年の研究者とじっくり話ができたことー予想通り「ロック」な人だった。いつもお世話になっている先輩教授とサシ飲みができて感謝を伝えられたこと・・・。

「国際ワークショップなのに日本人とばっかりつるみやがって」という批判もあろうが、こういうチャンスは国内の学会ではほぼないし、私が自分で作ったネットワークのほとんどはそういう機会でできたものだったりもするので馬鹿にできない。

最大の収穫は、日本の研究会で「御大」と言われるY先生と久しぶりに長い時間を共有させてもらえたことであり、「君はこういう怪しげな会には必ずいるな」に始まり、「君のような人間はしぶとく生き残る」、(私の発表に対して)「貫禄が出てきた」と、いろいろと言葉をもらったことだった。それ以外にもたくさん楽しい話をしたし、助言ももらった。いろいろな研究者を見てきたY先生に、少なくとも私のやり方を認めて貰える発言をしてもらった事は大きい。そういう言葉をくださる人は、私のようなキャリアになるとほとんどいなくなってしまう。何を言われるのか毎回恐ろしくもあるのだが、大変ありがたい存在であるとも言える。それにしても外国人を前にしてのY先生の懐の広さ、話題の幅の広さはすごかった。

国際的なネットワークの中核になることが、こういうワークショップに参加した私のような研究者に求められていることだろう。だが残念ながら今の私にはその力量はない。まだないのか、それともずっと無理なのかはわからない。ただ、「なりたい自分」の一つであることは確かだ。だとしたらそれに向かっていろいろな機会を作り、その機会を活かすことは続けていきたい。


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by hisaom7 | 2017-04-30 16:49 | 日記 | Comments(0)

格下げ?でもホッとしたというのが正直な所

昨日は、「家庭訪問対策」の大掃除。ほぼ一日中片付けをした。だいぶスッキリしたが相当疲れた。今日は筋肉痛にもなっている。

明日からの東京出張、シンポジウム→クローズドなワークショップと続く。大物たちに混じってのシンポジストで相当プレッシャーを感じていたが、まあ腹をくくってやるしかないと思っていたところ、オーガナイザーからの送られてきたプログラムをみて自分の名前がなくなっていることに気づく。シンポジウムではなくてワークショップで発表することになっている。

おかしいなと思い過去のメールを見直してみたら、始めはシンポジストだったけど、直前に「スケジュールタイトすぎるという意見があり、あなたをワークショップに回すけどOK?」というメールが来ていた。私はちゃんと読まずに「OK」を返信していた。「格下げ」ではあるが正直な所ホッとした。オファーを受けたらできることはするけど、そこまでの舞台に引っ張り出されて皆を感心させるような仕事は今の私にはできない。その(無謀な)根性もない。

ワークショップの演者も錚々たるメンツではあるのだが、クローズドだし分野が近い人も多いので自分の土俵で身の丈にあった仕事ができると思う。オーガナイザーもその辺を分かってくれたのかもしれない。・・・それはつまり私にそこまでの力量がないという判断とも言えるのだが。準備にかけられる時間も一日伸びた。


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by hisaom7 | 2017-04-24 19:28 | 日記 | Comments(0)

シャトルカードというフィードバックがあるからやっていける

2回めの講義。それなりの仕込みを用意したが、空振り感が大きかった。これまでの受講生とは違う学部構成なので、これまでと同じコンテンツではうまくことが運ばない。

3Dプリンターで打ち出したタンパク質、見てみたい人は取りに来いと。この中にGFPがあるからあてた人にはあげると。・・・誰も取りに来ない。
新規仕込みー公開タンパク質電気泳動実験、レスポンスが薄い。

だがシャトルカードで感想を見てみると、意外なことにこれらに好評のコメントを複数もらっている。

講義の間中集中しているわけでもなく、感想をかけと言われたら何かそこで印象に残ったことを書かざるをえない、そして流石に批評はしにくいということかもしれない。
だが、それをポジティブなフィードバックと捉えることで、よりがんばろうと思えるのだ。

その場の手応えだけで講義の成否を考えていたらどんどん元気がなくなっているだろう。シャトルカードという受講生からのフィードバックの手段はとても重要だ。


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by hisaom7 | 2017-04-21 20:04 | 日記 | Comments(0)

講義のために講義を聴講

昨日は誕生日。自分プレゼントとしてスニーカーを買った。前から科研費が取れたら買おうと決めていたもの。久しぶりにワクワクする買い物ができた。

来年度から受け持つ講義の聴講に行った。今までやってきた教養の講義とは趣旨の違う、知識を授ける身につけさせる、これぞ講義という講義。この責任を来年度からきちんと全うできるだろうか。6月からは大学院のコースを1つ、11月には学生実習を受け持つ。

教育者と研究者のバランスをどう保っていくのか、あるいはバランスを取らず2倍働くのか、それがこれからの課題だといえる。

とは言いつつ、明日の教養講義の「仕込み」にワクワクしている私なのである。


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by hisaom7 | 2017-04-20 18:48 | 日記 | Comments(0)

お金を使うのにはガッツがいる

新年度早々それなりの出費が続いている。バジェット的には今年は何とか例年通りを確保したが、この先何があるかはわからずどうしても慎重になってしまう。

いわゆるランニングコストも必要だが、投資も必要。研究室メンバーがなるべくスムーズに研究できるようにするという両者を合わせたようなお金の使い方もある。私は割とこれが好き。本当はラボメンバーが「フルスイング」できるようにしたいのだが、さすがにそこまでは難しい。

研究予算をどう使うかということに関しては私に完全に責任があるので、それなりにプレッシャーがかかることではあるが、ガッツを持って使うしかない。


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by hisaom7 | 2017-04-18 19:52 | 日記 | Comments(0)

行動しながら考えよう 研究者の問題解決術

行動しながら考えよう 研究者の問題解決術

島岡 要/羊土社

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この著者の本、割と昔からよく読んでいたのだが、最近、共感できることが多くなった。特に去年読んだ「優雅な留学が最高の復讐である」は、自分がちょうど在外研究をやろうとしていて、そのモーティブフォースをもらうためにとても役に立った。
この人の本は若者向けに書いてあるようで、実は私のような人間が読むと力をもらうところがたくさんある。著者と私の年齢、キャリアが違いということもあるのだろう(キャリアの中身に差はあるとしても、経験として)。そして、本人も本書に書いてあるとおり、私のような読者も想定していたりするようだ。

ということで、この筆者の本はなるべくフォローしようと思っていて、今回も目次を見るかぎりきっとうなずけるところがたくさんあって、エネルギーを貰えるだろうと思って、さっそく読んでみたのだ。

ほぼ全編うなずける所ばかり。特にタイトルにもなっている「行動しながら考えよう」は、いつのステージでもモットーとすべきことだろう。その根拠が納得行く形で説明されている。前著よりはわかりやすくなっている分私にはインパクトが薄かったが、「若い人に読ませたい本」だといえる。

ラボ入り口の書棚に入れたので読みたい人は読んで下さい。

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by hisaom7 | 2017-04-16 14:00 | 日記 | Comments(0)

論文を書くという作業が一番落ち着く?

私たち実験生物学者にとって、本質的には新規な発見は実験からしか得られない。だから実験を一生懸命しなければならない。でも、仮説を立て実験してその結果を見て次の実験をしてという作業は、少なくとも私にはとても楽しいので、時間や資金さえ続くのであればずっと続けていたいと思える。それを行うのに、特にエネルギーは必要ない。

だがそうやってデータをいくら貯めても、論文として発表しなければ自己満足にしかならない。英語の論文を書いて世に問わないといけない。この作業は、私にとっては、相当のしんどさを伴う。だから実験のようにモーティブフォースなくてもできる作業ではなく、いろいろとこの作業を行わないための言い訳を考えたり、先延ばしにしたり、あるいはそこに自分をコミットさせるように環境を整えたり外圧を加えたりするのだ。

一方で、不思議な事に、論文書きに自分をコミットさせ集中しているときが一番落ち着く。論文を発表するという作業が研究者にとっては最も崇高でクリエイティブだとわかっているから、論文を発表することが研究者の生きるすべだから、ということももちろんある。

それに加え、論文を書くことこそが最も(少なくとも私にとっては)しんどいことであり、努力しなければ決して前に進まないことだと分かっているからかもしれない。講義や学会での発表、研究費の申請書書きなど締切があるものは、とにかくそこまでに仕上げなければと他動的・受動的に努力できる(努力させられる)。一方、論文だけは自動的・能動的に努力しなければいつまでも先延ばしになってしまう。

真にあがきながら能動的に自分が前にすすんでいるという状況だと自分が認識するから、論文を書いていると落ち着くのだろう。そして、逆説的であるが、その落ち着きは、この作業が一番つらく避けたいものだから生じるのだ。これからも、このしんどくて落ち着く作業と向き合っていかなければならない。


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by hisaom7 | 2017-04-15 16:46 | 雑記 | Comments(0)

新年度初講義はそれなりの手応え

オフィススペースに新しいガラストップの机も導入され、相当いい感じになった。

秘書さんとの同居も仕事に集中できてそう悪くない。後は複数のケーブルを導入し機器の接続が完了すれば、インフラはほぼ整うか。あと一つ新しいiMacを購入するか。・・・それにしても「端子」問題はなんとかならんかな。理想的にはすべてが無線でつながる世の中なのだが。

5月が終わるまでは「本年度のラボメンバー」が安定しない。私がどこに行くかも決めないといけない。あと、再来週の国際シンポジウムで何を話すか。もう少し落ち着かない日々が続くな。

講義が始まった。ただ今年から(実際には昨年から)、4セメスター60分授業が始まっているので、1コースの講義は今までの半分の日程で終了する。8日の講義で構成していた講義を4日で終えることになる(ただし一日の講義時間は90分から120分になる)。つまりは一回ずつの講義は少しコンテンツが増えるが、全体としては半分程度しか内容がないということになる。こうなると生徒との距離はあまり近づけないまま終わることになりそうだ。

8日分をどう4日分にするかという悩みはあるものの、コンテンツ的には十分用意できているし、今年用の「仕込み」も用意しているので、まあ楽しくやれるだろう。昨日
一回目をやってみたが、それなりの満足の行く手応えだった。多分今年でこの講義は最後。いつまでも続くものはないのだ。


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by hisaom7 | 2017-04-15 16:40 | 日記 | Comments(0)

El Capitan インストール覚書き

古いMacBookPro(2009?)のOSをEl Capitanにアップグレードした。苦労したので覚書き。

まず入っていたOSがLeopard以前だったので、App Storeが使えるようにSnow Leopardにアップグレード。DISKが見つからず一回は頓挫。

片付けをしていたらインストールDISKが見つかったので、インストール。統合アップデートで、App Storeが使えるように。

ところが、なぜかApp Storeが機能しない。「入手」をクリックしてもその先にすすめないのだ。頓挫。

非公式にYosemiteやMountain LionなどのDMGファイルを入手し、そこからインストールしようとする。結局、ダウンロードできたのはEl Capitanだった。USBでインストールディスクを作成するため、DiskMasterというソフトを使うもエラーが出る。ダウンロードしてきたものはなにかおかしいようだ。かといって、App Storeからはメインで使っているMacProからもダウンロードさせてもらえない。

そうしているうちに、実はメインで使っているMacProにEl Capitanのインストーラーが残っていることを発見。そして、Appleが公式にUSBインストーラーを作る方法を公開していることも発見。

https://support.apple.com/ja-jp/HT201372

というわけで、ターミナルを使い無事にUSBインストールディスクの作成に成功した。

これで古いMacの延命ができると思われる。


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by hisaom7 | 2017-04-14 15:11 | 日記 | Comments(0)

パソコン(mac)を新しくするかどうか

PIになってから10年くらい。いろいろなものが劣化し始める。

先日、また1つ当時の最新型MacProがお釈迦になった。パソコンは昔に比べれば長持ちするようになったとは言うものの、当然10年持つものではない。

一応、我がラボは1人1macをモットー(?)にしている。それは、私が最初にポスドクをやった研究室でMacを与えてもらい、そのおかげで随分とパソコンのスキルが上がったことによる。もちろん、今や、みんな自前のノートブックPCくらいはもっているだろう。だが、パソコンのスペックが低いというのは、それだけで作業効率・時間がよけいな無駄になる。単純に待ち時間の損失となる。

今の状況、2台は足りないが、Macをちゃんと装備すると結構なお値段がする。その「ちゃんとした装備」が、安心以上にもつ意味はよくわからないのだが・・・。

(きもちに)勢いのあるうちに買っちゃうかなぁ・・・。


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by hisaom7 | 2017-04-09 22:49 | 日記 | Comments(0)