ひさおの独り言2016

hisaom7.exblog.jp

<   2017年 08月 ( 14 )   > この月の画像一覧

2日目午後の食べログ

2日目午後の食べログを書く。

マイケルラボの午後の集まりででてきたケーキ。
b0369970_02404111.jpg
大きなピザくらいの大きさがある。スポンジではなくタルトを少し柔らかくした感じ。生地も上に乗っている具(?)もそれほど甘くない。アプリコットの様なフルーツが乗っていて少し酸っぱい。普通に美味しく大きな一切れも苦痛なく食べられた。

ただ、ラボのメンバーの半分以上は手を出さなかった(なぜ?)。これを食べずにスニッカーズを食べている人が大半(なぜ?)。

夜はスーパーに行き試してみたかったものを買う。

まず、寿司。
b0369970_02411155.jpg
まあ、高い。米もベチャッとしてる。でも、生魚、醤油、わさびは、私の中にある何かに触れる。うまいのだ。でもまた買うかどうかはわからない。

そしてチキン。これも昨日気になっていた。
b0369970_02412673.jpg
こちらは2.5ユーロ。安い!

胸の方から食べたが、パッサパサ。驚くほどパッサパサ。口の中の水分が全部持っていかれるほどパッサパサ。油が全部抜けとる。これ、うまいと思いながら食うことがあるのか? とても全部は食えんぞ。

寿司を食って、チキンをパサパサしていたらすごくお腹がいっぱいであることに気づく。そんなに食べてなくない?・・・そうかおやつにあのでかいケーキ食ったからだ。

何れにせよ、ヘルシー感のあるドイツの食事だ。


[PR]
by hisaom7 | 2017-08-31 03:21 | 日記 | Comments(0)

ドイツのラボ

2日目、ラボではプレゼンの準備を始める。

昼はマイケルに声をかけてもらう。ハムのサンドイッチを食べた。これもまた美味い。「オフィスで食べるのか?」と聞いたら、「いやその辺に座って食べる。そしたら誰か知り合いに会って話ができることがあるんだ」と。海外の学会なんかでは、昼食に出されるサンドイッチを片手にその辺に座って食べることはあるが、ここではそれを毎日やってるんだ。コラボレーションが進むわけだよ。

2人で座ってパンをかじりながら話をする。10分くらいで終わったランチだったが、今後を決めるかもしれない大事な話ができた。ランチの力恐るべし。

午後は、論文アクセプトと修士で出ていく学生のお別れをかねて、マイケルが買ってきたケーキとアイスクリームを食べる。12名ほどのメンバーが集まる。ボスを中心にシニアな連中が話を回していく。一言も話さない人もいる。こういう雰囲気、ジュニアも何でもかんでも話に割り込んでくる北米とは違い、日本のラボに似てなんとなく心地よい。ちなみに私はジュニアに混じって聞き役。話に割り込めるほどの語学力・度胸はない。

ラボメンバーも多国籍で、ヨーロッパの国々の話題が色々と出てくる。「xxx人はxxxだから」と。そういうのタブーじゃないんだな。日本で地方出身者の性質を話題にするかのごとく…。これぞグローバル。

その後はラボのポスドク(?)のアントンから彼の仕事の説明をうける。私たちの論文のことも色々知っていて、昨年のトロントでも思ったが、やはり研究者は論文こそが名刺代わり。論文を出すということがいかに大事かを再認識させられた。世界中の同業者が見ていて、私たちのことを知ってくれる。そう思いながら論文を書かなければならない。

アントンの仕事は、最近 I 君が出した論文に関連したタンパク質分解に関係するもの。ハイスループットの仕事だが、やはりそこからバイオロジカルな話を引き出すのに苦労しているようだ。「うんうんそこが難しいよね」っていう共感もあり。

トロントでのチャーリーのように毎日飲みに連れて行ってはくれないが、(別にそれを期待してきたわけではもちろんないが)ここはここで素晴らしい環境、いいボス。


[PR]
by hisaom7 | 2017-08-31 03:11 | 日記 | Comments(0)

結局やってみて初めて分かることだらけだなんだ(ハイデルベルク2日目)

ハイデルベルクについた。

昨日、空港からの鉄道での移動など、意外とドイツ語じゃないとわからないものがあると判明。結局、やってみて初めて分かることだらけなのだ。ただ、こちらで使えるSIMカードをもってきたおかげでネットが使えるので、時間はかかるがなんとかなる。今やネットワークは(海外)旅行にとって不可欠といえる。少々お金を使っても準備しておくべきものだ。

大学のゲストハウスはとても良い。昨日今日と30℃超えなのにエアコン・扇風機がないのが辛いが、明日からは最高気温が20℃前後に下がる。逆のその寒さに体がついていくかのほうが問題かもしれない。

シャワーの排水口の流れが悪く、思いっきりシャワーが使えない状態だったので、近くのスーパーでパイプフィニッシュ的なものを買い、使ってみたらすごく流れが良くなった。

昨日はとりあえず挨拶的に滞在先のマイケルのラボを訪問した。これからの1ヶ月をどう有意義なものにできるか、がんばれ俺。

今朝は時差ボケによる早朝起床を利用して、7.5kmのジョギング。川沿いを走り、観光の中心地である旧市街(?)を抜けた。
b0369970_15294520.jpg
有名な古城が見える。朝なので写真の光量が足りない。
b0369970_15290919.jpg
こちらは昨日取った写真。旧市街は3kmほど先。ここにいる間に一度は城に登るんだろうきっと。
b0369970_15292231.jpg
旧市街―と言っても今の観光の中心地。こういう通りがずっと続いている。朝だから人はほとんどどいない。


こちらに来てからまだうまいものが食えていない。(日本人にとって?)食事が合わないと海外の生活は辛いものになる。こちらはやたらとパン屋があり、朝早くから開いている。

これはきっとパンがうまいに違いないと思い、ジョギングの途中で一軒のパン屋に飛び込み、何も考えずチーズのサンドイッチ(でいいのか?)をゲットした。2.3ユーロだから300円くらい。
b0369970_15293268.jpg
アパートに戻り食べる。これは、マジで、うまかった。若干塩味が足りない気がしたが、昨日買った塩辛いソーセージの燻製(?)をときどきかじるとぴったり。
b0369970_15405824.jpg
ジョギング後はメシがうまくなるという傾向はあるのだが、これはいいものを見つけた。

さて、仕事だ。






[PR]
by hisaom7 | 2017-08-30 15:46 | 日記 | Comments(0)

出発します。

羽田空港で書いている。フランクフルト行きは0時50分発。

「海外旅行はしんどいなあ、不安ばっかりだなぁ」・・・と羽田行きの飛行機の中でも思っていたが、まあ何の事はない。いつものことだ。いつも行きは不安ばかり。ストレスでいっぱいっぱいになり全く心の余裕がなくなる。大体の予定が終わって帰る頃になってようやく少し楽しめるようになる。いつものことだ。

それをいきなり解消してくれるのがアルコールだ。以前、Mさんと一緒にイギリスに行った時に、飛行機ついたばっかりで時差ボケもありホテルでゆっくりしたいと思っている中、すぐにパブに行った。これが結構良くてそのおかげで少しストレスが解消された。・・・というかMさんはその後もずっと飲んでたけど。

空港にはたいてい飲むところがあり、ラウンジにもアルコールがたっぷり置いてある。海外旅行のストレスを解消するのは結局酒なんだ。

海外の学会の初日にあるレセプションもどうも物怖じしてしまうのだけれど、そこでアルコールを入れて勢いがついたらたいていその学会の参加は成功に終わることが多い。

さて、そろそろ出発だ。


[PR]
by hisaom7 | 2017-08-29 00:17 | 日記 | Comments(0)

次から次へと:サーバー運用停止かな

また情報統括センターから、セキュリティーイシューが。きりないな。PHP5からPHP7にアップグレード。Apacheの脆弱性の方はOSの関係で手が出せない。古いMacで運用してきたサーバーだがそろそろ限界か。新しいパソコンを購入するか。それで10年持ってくれればいいけど。厳しい世の中だわい。

ーー

覚え書き。結局幾つかのwiki(gTOW6000とgTOW6000en)はインストールし直し。wiki、attach、imageをコピペすれば大抵OK。ただ後で気付いたが、プラグインの幾つか(contentsxとref_paper)とスキン(monobook)がエラーを出していた模様。スキンを外し両者をコメントアウトしたら動くようになった。monobookが動かなくなったのは寂しいことよ。



[PR]
by hisaom7 | 2017-08-25 19:54 | 日記 | Comments(0)

胃カメラの苦痛は背中をさすってもらえると和らぐという不思議

助成金の申請も昨日無事終え(まあ多分採択はないだろうけど)、その後ラボメンバーにいつもの地ビール屋で歓送会をしてもらった。昨日院試を終えたS君も合流した。

思い残すこと(?)はあと一つ、胃の内視鏡検査だ。7月の終わりくらいから胃に違和感があって、薬は処方してもらっていてそれなりに良くなったが何かパーフェクトではない。ということで、念のため内視鏡検検査をしてもらうことにした。

「内視鏡検査したことないんだったら、(怖いだろうから)なるべくやりたくないですよね?」と、かかりつけの医者に言われたが、「やったことないからその恐怖も知らず、だから別にどうということはない」という、まあちょっとした怖いもの見たさもあった。

実際の内視鏡検査は「なるほどこれが噂に聞くしんどさか」というもの。嘔吐の反射で涙がでた。お腹も痛かった。

驚いたのが、看護師さんに背中をさすってもらったら苦痛が随分和らいだこと。ただの気分なのだが。「私はよっぽど誰かに優しくしてもらいたいのかもしれない。そうい言えば、最近だれも私に優しくしてくれないし。」、などと自分のわびしい(?)今の状況に思いをはせたりもした。

ただ、ウェブで調べてみたら、この背中さすりは内視鏡検査の「定石」であり、それでみんな苦痛が和らぐのだそうだ。

あらゆる人にとってこんな苦痛はあまりなく、誰かが自分のためについていてくれると思えるだけで苦痛が和らぐという図式なのか、あるいは、日本人は総じてスキンシップに飢えているということなのか。・・・いずれにせよ、私だけがわびしい状況にいるというのは思いすごしのようだ。

その場で医師が見せてくれたのは一部に血の滲んだ胃壁の画像で、これが違和感の原因の潰瘍だろうとのことだった。組織検査やピロリ菌の検査の結果は帰国してから聞くことになるわけだが、ひとまず大事ではなさそうだ。

薬も処方してもらって15,000円。まあそれくらいの手間のかかった検査だとは思うけど、結構な出費だ。このお金をケチって手遅れになることを考えれば・・・とは思うけれども。まあ背中さすってもらって癒やされたからよしとしよう。


一つだけ困ったことが。「お酒飲んじゃだめ」と言われてしまったのだ。辛い海外生活をなんとかお酒で楽しくしようと思っていたのに、この禁酒令は辛いぞ。これまた新たな試練。逆に胃を悪くしそう。



[PR]
by hisaom7 | 2017-08-25 17:37 | 日記 | Comments(0)

これも仕事?

今日は2つほど「仕事」があった。

1つ目。来年開かれる学会の懇親会のための打ち合わせ。私はこの懇親会で司会をやる事になっている。今日はじめて聞いたのだが、この学会の懇親会の進行はすべて英語なのだと。参加者700名中、日本語を話さないのは50名程度らしい。国際化の一貫なのかもしれないが、本当に意味あることなんだろうか。と言うか私のプレッシャー、半端ないんですけど。

2つ目。科学技術の政策決定の方針を決める機関の調査員の方が、私の意見を聞きたいとインタビューに来た。役に立てたのかどうかわからないが、だらだらと思っていることを2時間半くらい話した。日本がこの分野の研究にしっかりと投資をしてくれたら良いのにとは思う。それを同様に思っているこの調査員の方が、私のやっていることに目をつけてくださったことも、私にとっては良いことだ。

両方とも、これ研究者の仕事なのかしら、と思うような仕事。まぁ、「お役にたてる」ことが大事。いろんな意味で勉強にもなるし。


[PR]
by hisaom7 | 2017-08-23 18:29 | 日記 | Comments(0)

渡航前で持っていくもの

渡航が近づいてきて、必要なものをリストアップしていく。

昨年のカナダで、渡航前には気づかなかったが現地で探し回ったもの。
・マグカップ:茶・コーヒー、それ以外の飲み物を飲むために必須。電子レンジにかけられるものの方が良い。1つ持っていこう。
・ランドリーバッグ:海外のアパートはランドリーが離れた場所にあることが多い。脱いだものを入れておくにも必要。アマゾンで良さげなものを購入。
・どんぶり:海外ではこのような形状の器はなかなかない。大抵のものはプラスチック容器とかでなんとかなるが、インスタントラーメンだけはどんぶりでなければどうしようもない。トロントではプラスチック製のものを購入し、ほぼ毎日使っていた。今回は陶器を持っていくか?重いな〜。
・ボストンバッグ:「ボストンバッグ」という奇妙な名前は日本のネーミングらしい。何でもかんでも詰められるチープなバッグ。カナダで2つ買った。コレは持っていこう。

今回も必要そうなもの(オッサン限定)
・携帯ウォシュレット:海外のトイレにウォシュレットはない。コレは現地では手に入らない。新規に1つ購入。
・国際免許証:今回はドイツのアウトバーンを爆走する事を1つの目標にしつつ。免許センターに取りに行ったら、「ドイツはジュネーブ条約加盟国じゃないから、この免許証で乗れるとこちらでは言えません。でも作ってる人はいますけど。」と。すかさずググって見たら、二国間条約で日本の免許(とその翻訳)があれば乗れるらしい。国際免許証はその翻訳の代わりになるとの事。それを教えてくれないこのセンターの担当者に文句を言ってもしょうがないのでとりあえず国際免許をゲット。

新しい武器・ヨーロッパならではの必需品
・Wifiルーター + SIMカード:移動時の場所・予定確認に必須。海外格安SIMを3枚購入。
・マネパカード:プリペイドタイプのクレジット。外貨で買い物にする時にレートの利点があるらしい。これは上記Wifiルーターと合わせて、この3月に集まって作った「海外渡航する研究者LINEグループ」からの情報。有り難い。
・老眼鏡:確か昨年はいらなかった。急速に老眼が進んでおる。
・変圧器:カナダでは必要なかったが230Vのヨーロッパでは必要。だが、iPhoneやMac、ひげ剃りはACアダプターが対応しているから本当はいらない。必要なのは髭をトリミングするためのバリカンだけ。そのために変圧器いるか?・・・いるな。ということで1つAmazonで購入。

今のところこんな感じかな。




[PR]
by hisaom7 | 2017-08-22 20:56 | 日記 | Comments(0)

いよいよ来週渡航、蓋を開けよう

さていよいよ来週からドイツ・ハイデルベルクに渡航し1ヶ月を過ごす。その間に、バルセロナ・ヨーテボリ(スウェーデン)・ブリストール(イギリス)に3日ずつ滞在し、セミナーをやってくる。「ヨーロッパを満喫だ!」となればよいのだが、いつものごとくいろんなトラブル・失望があるのだろう。

書き物等で準備をまったくしないできたが、ここ数日夜中に目が冷めて不安に襲われた。・・・ということで準備を少しずつ開始。不安を取り除くには「蓋を開ける」のが一番だ。そしたらいきなりホテルの予約の日程が間違ってる!?・・・いや違う「日・月・年」の表示の順番が違うだけだった。びっくりした〜。

とは言え今回は昨年よりは気楽に構えている。昨年の3ヶ月トロント滞在よりは随分とマシだろうと思えるから。海外一人暮らし昨年経験したし、1ヶ月だし、家族は来ないし、今回はちゃんと一人部屋だし。

ただ別の不安もある。行ったこと(当然住んだことも)ないドイツという国、ドイツ語も話せない。

そしてやっぱり大きな不安は、また私はきっと自分のパフォーマンスに失望するだろうなぁ、ということ。初めて訪れる研究室でメンバーと仲良くなるなんてことは私にはきっとできないんだろうし、周遊セミナーでの自分のパフォーマンスにもきっとがっかりするんだろう。色々とワタワタするんだろう。

だけどまあそれが自分だから。それを認めてやりながら少しずつでも前に進もう。成長しよう。そして、なるべく頑張って、できる限り楽しんでこよう。


[PR]
by hisaom7 | 2017-08-21 18:20 | 日記 | Comments(0)

「グラフの意味分かってんの?」って言ってる人はグラフの意味分かってんのかな。

T大学の捏造問題でにわかにTwitter界隈が騒がしい。

エクセルでグラフを書いてイラレにコピペすると歪みが生じるらしく、そのためトレースしたらエラーバーがおかしくなったとか。そしたら「トレースって何?何のためにやるの?」とか。しまいには、2015年に出版された「イラレでグラフを描こう書籍」が発掘され、「イラレのペンツールでグラフ描くって、グラフの意味分かってんの?」というツッコミが入る始末。

グラフに対する問題提起の根本は「こんな変なグラフができるって、ちゃんと実験してないんじゃないの?」ということで、それ自身はグラフを作ったもとの数値データをきちんと見せればすむだけの話だ。今なら論文のサプリメンタリーに載せれば良い。私もかつてグラフに使った数値データをすべてサプリメンタリーに掲載した。けれど、定性性が大事な生物学実験で、生データはそんなに意味を持たない。「ちゃんとやったことを示す」ためだけに数値データを載せる事にどれ程の意味があるのだろう。論文が無駄に長くなるだけで、誰の得にもならないのではないか。

話を元に戻す。

私はこの事件(?)で、グラフ描画に対する世代間格差を感じた。ツイッター界隈にはシニア世代はあまりいないようで反論もあまりでてこないが、この世代間格差はいろんな問題を内包しているように思えた。

イラレのペンツール云々を問題だと思っている人は、当然ながら雲形定規でグラフの曲線を描いていた時代の事は知らないのだろう。かくいう私は雲形は使わなかったが、自在曲線定規でグラフを描いたことがある。当たり前だが、コンピュータ以前は、グラフは手で描いていただのだ。

そうするとこういう反論になるだろう。今はそんな時代じゃない。グラフはソフトウェアで描ける。「データに忠実なグラフ」を描こうと思ったら、ソフトウェを使わなければならない、と。そこらへんから「グラフの意味分かってんの」発言が出てくるのだと思う。

では、実測データを線で繋いだ折れ線グラフを描いた場合に、手書き・イラレのペンツール・グラフソフトの間で、データ間をつなぐ線に違いがあるだろうか?どれだったらダメなのだろうか?

正確に言えば、どれもダメだ。どれも実測データでない部分を線で埋めて、「多分そうだろうという傾向」を意図的に可視化しているに過ぎない。

折れ線にするからダメなんであって、回帰の曲線を計算して描かせれば良い、と言うかもしれないが、その回帰の曲線が何らかの仮説に基づいて形成されているのではなく単なる多項式だったら、それを選んだ必然性はなくやっぱり意図的な視覚化だ。

連続的な実測値でないものを折れ線あるいは曲線上にプロットするということはそういうことで、そこには製作者の意図が組み込まれる。それが「グラフ化」なのだ。

私が学生の時は、プロットどうしをつなぐ曲線を描きながら「こんな意図的なことしていいの?」と思っていた。今は逆になんにも考えずにソフトウェアが推奨するグラフを描いておいて、「グラフとはデータに忠実で製作者の意図が加わらないものだ」と思っているんだとしたら、そちらのほうが問題だろう。

さらに言うと、ソフトウェアを使ったグラフ化(データの視覚化)以外を受け入れない人は、その時点でそのデータの視覚化の方法を制限している。データが内包する傾向を人の直感に訴える形で可視化するのがグラフであり、データをそのまま忠実に提示したいだけなら数値データをそのまま見せれば良い。

だがそんなものを見せられても論文の読者は困る。論文では「自分が何を発見したのかを、読者に分かる形で提示すること」がもっとも重要だ。そのための視覚化法として始まったのがグラフなのであり、データの内容、何を見つけたかによって柔軟な示し方があって良い。


[PR]
by hisaom7 | 2017-08-18 14:40 | 日記 | Comments(0)