ひさおの独り言2016

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出張・「好きなことだけで生きていく。」・「モル計算」から思うこと

金曜日は大阪で開かれた学会のシンポジウムに招待されて口演。先日の40分のセミナーの内容を20分に縮めて話したが、この方がコンパクトでまとまりが良かった。聴衆は少なかったが何人かの聴衆の方からレスポンスをもらえたのでまあそれは良かったかしら。懇親会では同じく演者だったYさんと結構ガッツリと実験の話ができて大変に有意義だった。真面目に今考えている実験系を動かしたい。ただ、イケイケのYさんと話していると自分はもうすっかり保守的になっちゃってるなぁと寂しく思う。でもまだもう少し自分を追求しよう。

次の日は共同研究している仙台のMさんのところへ、直接仙台に向かうと遠いので、学会を利用してワンステップ近づいて大阪から向かった。ホテルのチェックアウトを忘れ空港から鍵をホテルに郵送するポカをやった。こちらは研究の打ち合わせとセミナー。先日のセミナーの内容だがやはり受けは悪い。まあしょうがないしばらくこれで頑張ってみる。

翌日は朝から雨の中トレイルラン。アブが無数に集ってきたので逃げるように7キロ少々で終了。何箇所か噛まれた。午後は東京に移動し、後輩のH君とディスカッション。お願いしていた解析の結果を見せてもらった。

そして今日地元に帰ってきた。帰りの新幹線で読む本としてホリエモンと池上彰氏の新書どちらにしようか迷ったが、結局両方購入。ホリエモンの「好きなことだけで生きていく。」を先に読み切り、家に帰ってたまっていた膨大な食器洗いをすませ、研究室に来て大腸菌のコロニーを12個つついた。人には色々な生き方があり理想がある。「好きなことだけで生きていく」ことに向いている人とそうでない人がいて、それが必ずしもその人の幸せでもない。それを見極めるのも私たちの仕事であるように思う。


もう一つ。Twitterで「モル計算」が話題になっている。「モル計算ができるテクニシャン募集」を引用したツイート、留学したポスドクがようやくモル計算できるようになったなど。「モル計算」は比の計算さえできれば難しいものではなく、また水溶液を作る際には実際にはメスアップするので水のグラム数など計算する必要はない。大学受験で重量モル濃度だの水和物だのと言った、わざと小難しい質量計算をさせるので「モル計算恐怖症」の人間が生まれているのだ。

上記のテクニシャンのケースは、もちろん「モル計算ができる」ということで、大学受験の際に恐怖症にならない程度に学力があるか、あるいは具体的な作業としてのモル水溶液を作る実績を持っているかどうかをスクリーニングするという意図がある可能性はある。そういうことができる人なら他にいろんなことができるだろうという意味で。

だが、現代の研究現場で、「モル水溶液を作ること」がテーマである場合はまずないだろう。ならばそのためのモル計算など、パッケージ化してしまえば良い。現代に「耐熱性DNAポリメラーゼが精製できる人」を求める事はほぼない。キット化されているからだ。モル計算だって、同じように作りたい水溶液のモル濃度と溶質の分子量から必要な溶質の質量が自動計算される計算式をエクセルで作ってしまっておけば良い。そんなところにいちいち頭と時間を使わずに、もっと高次の事に使えば良い。現代のテクノロジーのほとんどすべてはこのようなパッケージ化・ブラックボックス化がされている。私たちはそれが統合されたものを、その中身を知らずに使い、先に進むのだ。

教育の場合にはどうだろう? 私たちは「原理」を重視して、(ややこしい重量モル計算のような)低次の知識・技能から、より高次の知識・技能へと学生を鍛えていく。だが、現代の研究の最先端はその高次の知識の遥かに先のことを調べている。ならばいっそ、最先端のその先に行くために必要な知識・技能に的を絞り、低次の知識・技能はパッケージ化しそのアウトプットを利用するだけでよいのではないか?

私たちがAIに期待し・恐れている事はつまりこのパッケージ化だ。私たちが「こんなことが出来る(あるいは出来ない)」と技能の指標としている(モル計算のような)ことは、計算機にやらせれば間違いのない答えがすぐに帰ってくる。それが出来るか(あるいは出来ないか)を問うことに意味がない時代がすぐ目の前に迫っているのに、今だに私が学んだ20年以上前と同じ事を「原理」として学ばせることが、本当に今後の日本をになう人間を作っていることになるのだろうかと疑問に思う。

もちろん上の方に書いたように、「原理が理解できるほどの知力をもった人間」をクリーニングする手段、その人を試す手段としての知識確認(技能)はあり得る。大学入試はその手段だろう。それを通過できる知力がある場合に、より高次の事を扱える人と認定される。だが、大学入試以降は、無理して不得意な事を時間をかけて習得させるより、苦手なところはパッケージ化してさっさと先に進む技能を身に着けたほうが、よりその人にとって社会にとって有益だと思うのだ。


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# by hisaom7 | 2017-07-30 17:39 | 日記 | Comments(0)

つらい講義・お披露目会

胃の調子が悪いのは、11時〜13時というお腹がすく時間帯に行われ、しかもプレッシャーの強いこの講義のせいかもしれない。今回もコンテンツを作り込んだは良いが、講義途中で気持ちがくじけ、それでもなんとか走りきった感じ。

学生のバックグラウンドと興味が完全に二分していて、どちらにフォーカスするのかが大変に難しい。ただ、伝えたいと思っている内容については、それが大事と思っている受講生は少なからずいる。あと2回。このまま終わるのは悔しいので、最終週はやっぱり少し無茶ぶりな企画をやるかな。


地元の酒造会社がレセプションホールを新しく作ってお披露目会(見本市)をするということで、大学関係者ということで招待された。今後の会議等で使ってほしいということらしい。市長やら市議、学長他、普段あわない大学関係者が集まっていた。

この酒造会社、ベースの日本酒は悪くなく、売りにしている地ビールがあり、ウイスキーも作り始めたらしい。地元としてはこれを地場産業の一つ、観光資源として売り出したいところもあるらしい。ここの地ビールは結構高くて普段はあまり飲めないので、せっかくだからと学生2名と参加した。

ホール(レストラン?)は大変にお洒落。料理は美味しく、色んな種類のお酒が出た。

同じ大学で働いていてもめったに会うことはない大学関係者と話をした。大半は元気がなくなるものだったが、一つ面白い「企み」が出来た。


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# by hisaom7 | 2017-07-19 12:19 | 日記 | Comments(0)

動き出せ俺の海外マインド

今朝まどろんでいたら、8月末からのドイツ出張までにそんなに日がないんじゃないかと焦る。

出張中に、別の出張でヨーテボリ・バルセロナ・ブリストールにも行く(そしてそこでセミナーをやる)。そのあたりの日程調整もしなければならない。航空券やらホテルの手配も。移動をバンバンする時には、特にそれが海外の場合には、マインドを切り替えないといけない。当たり前だがボーっとしていても何も進みはしないのだ。

ということで先方にメール。スケジュールをfixし始めることにした。


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# by hisaom7 | 2017-07-15 17:13 | 日記 | Comments(0)

家事

胃の(あたりの)痛みが治まらないので、ネットで調べてみたら膵臓炎かもしれないと思い、医者に行く。「膵臓炎だったらそんな痛みじゃない」と一蹴され、やっぱり胃なんじゃないかということで薬をもらった。

庭に茂った雑草を抜き、スプレー缶のガスを抜く。汗がダラダラとでてくるがこれがちょっと心地よい。(胃が痛いけれど)ビールがうまい。



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# by hisaom7 | 2017-07-15 11:37 | 日記 | Comments(0)

胃が痛い・今日の講義は・・・

どうも胃腸炎にやられたようだ。胃が痛く、消化がうまく行ってない風。明日飲む予定なんだけど大丈夫かな。それにしても原因はなんだろう。

今日の講義、あるプラスミド編集ソフトの使い方を演習した。学生にノートPCを持ち込んでもらってやったのだが、思った以上にPCスキルが低い人がいて戸惑う。とりあえずやらせたいことをやってもらって何とか最後まで行ったので満足していたが、シャトルカードのコメントを見たら、「作業の意味(意義)がわからなかった」という人がちらほら。

しまった。普段DNAを触ってない学生達に、この作業がなんのために必要なのかをちゃんと説明せずに演習を始めてしまった。反省だ。それとともに、受講生のスキルが違いすぎてどこに標準をあわせたら良いのかと悩んでしまった。

今年は初年度なので多少の迷走は仕方ない来年度に照準をあわせて仕上げていこう、と思いつつやっているのだが、どうもまだつかめていない。来年度にもうまくつかめる自信がない。これまたネットである先生が、「だいたいどんな講義も3年くらいで受講生と内容がマッチしてくる」と言っていて、私も何となくそう思っているところがあり、というわけで来年もまた右往左往するのかもしれない(したくないけど)。

次次週の講義のために色々調べ物をしていたら、また勉強になった。とともに、それに関連して前からやってみたかった実験をやってみることにする。うまくいけば講義で実験結果を発表できるだろう。

これで第7週までのコンテンツがようやく決まった。まだ最終週の予定が決まっていない。何か遊びたいのだがこの講義の雰囲気だと難しいな。


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# by hisaom7 | 2017-07-11 19:57 | 日記 | Comments(0)