昨日の日曜日は、同じグラントでストラスブールに滞在されているO先生に会いに行った。ハイデルベルクとストラスブールは車で2時間くらい。海外の知り合いのところを訪ねるというのは、もっともエキサイティングなことの1つだろう。
アウトバーンを飛ばして向かう。まさにドイツならではの(?)醍醐味だ。レンタカーでClass Cのフォルクスワーゲンゴルフクラスの車を予約。こちらはほとんどがマニュアルカーで、オートマはほとんどなく、だから価格も高い。かと言って、普段オートマを運転している人間がいきなり海外でマニュアルを運転するのは命に関わるのでオートマを予約しておいた。
車を借りに行ってみると、オートマがこれしかなかった、ということで、なんとBMWにアップグレード! BMWでアウトバーン、まさにドイツで must do なことの1つだろう。
ナビは付いているがドイツ語でまったくわからず、iPhoneのナビを使う。日本の私の車にはついていない、停車時のエンジンストップ機構やバックサイドモニターはありがたく、これのおかげでフランス名物(?)の縦列駐車も難なくこなせた。レンタカーでこういう「いい思い」ができることは珍しい。
制限速度のないアウトバーン、3車線でとにかくまっすぐ。真ん中のレーンを走っていると、戦闘機のような音をさせて、ベンツやBMWがぶち抜いていく。
「俺も行くぜ〜!」とアドレナリンを出して追い越しレーンで加速。いくらでも加速していく、が、180km/h くらいでビビり、それ以上はいけなかった。いくら速度を出しても安定でまだまだ走れる車だとは言っても、この速度で事故れば間違いなく死ぬだろう。
とにかく腹が一杯になった。
O先生とは朝から晩まで話ができた。こういうことは海外にいなければ決して起きないことだろう。きっとずっと忘れない一日になるのだと思う。
その日はO先生が借りたばっかりのまっさらのアパートに宿泊させて頂き、今日は早朝まだ暗いうちにまたアウトバーンを飛ばしてハイデルベルクに戻ってきた。
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その後ラボに行き、論文の続きを書いたり、学生さんの研究の話を聞いたり。マスターの学生だったが、テーマの面白さもさる事ながら、私の質問に的確に答えていたし、私のテーマに関しても質問をしてきた。すばらしい。
学会に行っていた若い学生さんたちが帰ってきたので、一気にラボが賑やかにやった。学生たちの笑い声が響くラボ、いい雰囲気だ。