朝9時半から4人とディスカッション、12時から1時間のセミナー、こちらの人たちと昼食をとって、さらに90分ディスカッション。誰か、私に「よくがんばったね」と言って下さい。今日はそれぐらいよくやった。(誰も褒めてくれないが)自分で自分を褒めて良いと思う。いやもっと出来たかもしれないけど、自分が予想していたよりは良くやったんだから、よくやったんだ。
訪問したCRGはビーチのすぐ目の前にある。
オシャレな作りの建物だ。みんなのオフィスからの眺めも抜群。ディスカッションしたうちの1人、Lucasは立ったまま仕事をするスタイルのデスク。
ディスカッションのほとんどはテラスで座ってやる。オープンな雰囲気がよい。
驚いたことに(?)、ディスカッションした人たちはみんな私達の仕事をちゃんと知っていて、「あの論文は私の好きな論文の一つだ」と言ってくれる人達も。マジっすか皆さん!? 世界の果て(?)まで来た甲斐があったよ!
セミナー、今思っていることをいつものようにやった。日本では全くウケなかったものだけど、質問もたくさん出たし、ディスカッションもちゃんと全部答えられたし、(お世辞が多分にあるとおもうけど)いい話だと言われて、自分的にも失敗ではなかったといえる出来(これは私にしては珍しいこと)。
その後の昼食では、今回の話はさっさとレビューか何かで発表した方がいいって言われたし、前発表した論文はもっといい雑誌に発表できたんじゃないかと言われたし、今の仕事をもっと広げてやってくれと言われたし、色々いい情報も貰ったし、いい事ずくめ。
昼食で食べた monk fish(アンコウ)。
身がしまっている。こういう魚がスペインでは食べられるんだ。まあ話題についていこうと必死だから味なんかそうわからんかったけどね。少しビールを飲んで頭が回らなくなっちゃってサイエンス以外のチャットにはついていけなくなっちゃった。みんなが自由にチャットをし始めた時について行くのはやはり相当難しい。・・・たとえシラフでも。
まあそういうわけで、俺今日はよくやった。
ただこういうふうにうまくいくことはそうないし、次もうまくいくとは限らない。だからいつも油断してはいけない。そして、今日もらったものはちゃんと生かさないと。今やっていることはそう間違っていないようだから、ちゃんと論文として発表していかないと。そういう気持ちにさせてくれた。本当に来てよかった。
ーー
重圧から一旦開放され、夕方からは少し羽目をはずす。羽目をはずし、7.5kmをジョギングして街を見て回る。
ビーチ沿いの大きなホテル。スペインぽい旧市街の町並み。公園には、固定された卓球台。一旦ホテルにもどり、大きめのスーパーに出かける。
魚も結構売ってる。アンコウもある。そしてこれが、イベリコ豚の生ハムなんではないかと思われる。流石にこれを買って帰るわけには行かないので、小さなパッケージの生ハムを買う。他に、カニカマ(surimi)サラダ、ビールを買ってホテルに帰る。ビールはバーでもらった氷でキンと冷やし、これらの夕食を食べる。ビールがうめえ。サラダもちゃんとうめえ。ハムうめえ。
どうだ!これが私にとっての「ハメ外し」だ!(いやいつもと何も変わらん)
今日はゆっくり眠って明日ハイデルベルクに帰る。バルセロナに来たと言うのにジョギングで走ったことだけが観光だ。ざまあみろ!(少し酔ってます)